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第1回を見ました。司馬遼太郎が生前映像化を許さなかった小説の
テレビドラマ化なので、屈託が全くない訳ではないですが、それでも
好きな作家の好きな小説を、なかなか良い配役で演るのですから、
楽しみには違いありません。

1時間半の第1回は心から楽しめたというか、明治の初めの
貧しい日本で青雲の志を抱いていた日本の若者達を見るだけで、
単純な私は涙が止まりませんでした。昔の人達は貧しい中で
勉強したい、独立したいと切に願い、何とかその道を切り開いたのですから、
頭が下がります。学問がよく身に着く筈です。好古が「学問のススメ」を胸に
抱いていたシーンはジンと来ました。諭吉自身が貧しい中苦労して
やっとオランダ語を身につけたのに、横浜で全く通じず、英語を
一から学び直しましたが、その諭吉の著書でどれだけの人が
勇気付けられたことでしょう。

真之と子規の妹の恋愛感情風のところは小説にあった記憶がありませんが、
ドラマ仕立てにするには仕方ないかも知れませんし、まあ幼馴染には
違いなかったでしょう。子規の容貌からして妹が菅野美穂さんではちょっと
無理がありますが・・。でもこの妹さんは偉い方で、子規を看取った後、
女学校に入り直し、立派に自立して確か共立の先生なったと記憶します。

次回は来週あるのでしょうか。漱石も出てくるでしょうから又楽しみなことです。
この土日は2週間後に迫ったクリスマスコンサートに向けての猛練習中です。
10時から夕方まで、大手町にある会社の本部ビル大会議室でやっています。
演奏曲からいくつかご紹介します。

「シンフォニエッタ」という曲は村上春樹さんの「1Q84」と云う小説で有名に
なったそうです。私はそれ程村上さんの小説を好きではないので読んでいませんが。
この曲は現代音楽と言うのか、古典のモーツアルトやベートーベンに馴染んだ
我々には正直どこが良いのか判らないのですが、妙に緊張感のある曲です。

ベートーベンのピアノソナタ8番「悲愴」第二楽章から、団長が編曲した曲は
編曲は兎も角、素晴らしい曲です。メロディーの部分で普通「ラレミファソド」と
なるところを「ラレミファソ#ド」としていて、ずっと以前にベートーベンの天才振りに
痺れてしまい、色んなピアニストのCDを聴き比べたことがあります。

「アルセナール」はコンサート用のマーチですが、溌剌としていてトリオ部分は
優雅で、なかなかの佳曲です。「アーセナル」というのは「武器弾薬庫」と
云うような意味で曲想とあまり合わないのですが・・。

マイケル・ジャクソンの「Beat it」はマイケル追悼の為に演奏します。
マイケルが作曲家としても只物でないことをよく表している良い曲だと思います。

クリスマスコンサートと銘打っている位ですので、クリスマスソングもやります。
プログラム中ではジョンとヨーコの「ハッピークリスマス」オノヨーコは好きでは
ありませんが、この曲はジョンらしい良い曲だと思います。アンコール曲も
クリスマスソングです。

コンサートの概要は以下の通りです。
日時:12月12日<土>17:00開場、17:30開演
場所:タワーホール船堀大ホール
    (地下鉄都営新宿線「船堀」より徒歩1分)
チケット:不要、入場無料です。

ご都合の付く方はぜひ聴きに来て下さい。上手くはありませんが、
心をこめて精一杯演奏します。
by nakayanh | 2009-11-29 06:28 | 音楽
京都に行くとまず駅ビル地下の三省堂に行きます。ここは朝8:30頃からやっていて、
実に便利です。しかも当然のことながら京都関係の本が多くあります。それをあれこれ
拾い読みするだけで1時間位経ってしまいます。

このところ京都関連の本をいくつか買いました。若い女の子や昔若かった女性などが
書いたカラフルでチャラチャラした本は殆ど興味が持てませんが、いろいろ探していると
なかなか興味深い本も発見できます。

「京都検定 問題と解説」 毎年の京都検定の試験問題解説本で、既に5巻出ていますが、
非常によく出来た本です。2,3級の4択問題の場合、正解以外の3つの誤解答の解説も
出ているので、それを丹念に読むだけで非常に勉強になり、受験対策にもなります。
索引が充実しているのも素晴らしい点です。

その「京都検定 問題と解説」 の巻末に参考文献が多数揚がっていますが、その最初に
「京都の歴史 1~4」(佛教大学編)が出ています。この4巻本を最近アマゾンで取り寄せ、
読み始めましたが、最高に面白いです。平安京建都1200年記念事業として1992~95に
行われた36回の講演記録ですが、それぞれの専門家が得意の分野を素人のために
90分ずつ講義し各講義1章とし、判り易く興味深いです。惜しむらくはこれだけの大著なのに
索引が無いことですが、読み物としての面白さは格別です。

「イラストで学ぶ 京都の文化財」淡交社。先日京都に行った時に三省堂で見つけました。
社寺の建築や仏像、庭園、書画等々の見方をイラスト入りで丁寧に解説したもので、
1800円とやや高めですが、ユニークなアイデアで思わず買ってしまいました。
各解説がもう少し詳しくても良かったですが、索引等は充実しています。

「京都手帳」光村推古書院 は京都ファン必携の便利な手帳で愛用していますが、
今年は翌年3月までスケジュール欄が増えたり寺社のデータが更に充実したり、
きちんと改良されているのがよく判ります。1050円は安い買い物です。
この類似書とみられる「京ごよみ手帳」宮帯出版社 というのが出ました。
一応買ってみましたが、カラフルで楽しげにチャラチャラ書いているものの、
スケジュール欄が来年の1月から12月までしかない等、手帳としての使い勝手では
「京都手帳」より数段劣ります。明らかに京都ブームを当て込んだ2匹目のドジョウ狙いで、
オリジナリティには乏しいです。コンパクトで950円と千円以内の価格にしたのが
売りでしょうが、私にはあざとく感じられます。

「戦乱の都・京都」PHP出版。柘植久慶という作家・軍事ジャーナリストが書いた本で、
平安京遷都以来の戦乱を中心にして京都を描きだすという良いアイデアで、思わず
買ってしまいましたが、文章が稚拙というか説明が乱暴で不親切というか、読むに
堪えない感があります。ジャーナリストの文章力はこの程度か、と落胆しました。

その他「京都 まちなかの暮らし」角川文庫、「京<KYO>のお言葉」文春文庫を
衝動買いしましたが、まだ読んでないので何ともコメント出来ません。
by nakayanh | 2009-11-27 01:02 | 京都
土曜は10時に京都駅正面改札で友人と待ち合わせ、5番のバスで鹿ケ谷の霊鑑寺へ。
皇室ゆかりの尼寺で、前日天皇皇后が参拝されたところです。普段は公開されておらず、
前を通り過ぎるだけでしたが、秋は数日だけ公開、春も不定期に公開されるようです。
よく整備された紅葉の美しい広い庭を散策、それほど有名ではないお寺ですが、
流石に京都は素晴らしい。有名どころと違って人の出も程良く快適でした。

霊鑑寺から徒歩2,3分の安楽寺へ。ここも普段は一般公開されておりません。
春秋と7/25のかぼちゃ供養の時だけです。入口の山門のところが法然院に
似た風情で、入口が額縁の絵のように美しいです。本堂で若い住職?の丁寧な
説明を拝聴。住蓮山安楽寺という寺の名前になっている住蓮坊、安楽坊と
松虫姫、鈴虫姫の悲しい物語です。紅葉はそれほど多くありませんが、美しい庭を拝観。

両寺とも人気スポットの哲学の道から一筋奥にあり、普段公開されていないこともあって、
人混みがそれ程でもなく、紅葉を堪能できました。天気が良く、日に透かして見る紅葉
グラデーションが何とも言えず美しくため息が出ます。

昼は北白川の蕎麦屋「みな川」へ。生ビール、冷酒、くずし豆腐(ここのは絶品です)、
鳥の山椒焼き、きつね蕎麦(大阪の甘い油揚ではなく大阪でいえばきざみ蕎麦です)。
繊細な蕎麦と出汁が相変わらず旨い。友人はあつもり蕎麦でした。

午後はタクシーで大徳寺へ。信長を祀る総見院とお馴染高桐院。高桐院は流石に
凄い人出ですが、紅葉も見事でした。本堂正面の南庭は紅葉がやや淋しいのですが、
山門を潜ってからのアプローチの美しさは何度行っても見事だと思います。西庭の
紅葉も良かったです。

更に鷹が峯まで行き定番の光悦寺、源光庵、常照寺。どこも紅葉は美しいのですが、
午後も遅くなり、日が陰ってきたため陽光に煌めく紅葉の美しさは味わえず、
紅葉は午前中が勝負だと痛感しました。

夕食は友人に予約してもらった高倉通御池上るの「串くら」へ。町家を改造した
風情あるところでした。串焼き中心の簡単なコースに何品か追加し、ビールと
冷酒。二人で3時間近く楽しい酒でした。
by nakayanh | 2009-11-23 05:28 | 京都
この土日行ってきます。3連休で紅葉も見頃なので猛烈に混むでしょうが、
已むを得ません。

土曜は先月65歳で同じ会社を退職した大阪在住の元同僚の友人とです。
5年前の大阪本社勤務時代から京都好きの共通点で親しかった方ですが、
私が東京勤務となったため最近あまり会えず、送別会も出来なかったため、
それを兼ねて今日は一緒に京都見物をしようと云う訳です。

取り敢えず午前中は洛東哲学の道近くの安楽寺に行く予定。ここは
この夏のかぼちゃ供養に行った時、紅葉が綺麗そうなので目を付けていました。
今日から秋の一般公開です。

たまたま昨日の夕刊を見ていたら、天皇皇后両陛下がその近くの
霊鑑寺に行かれたとの記事が出ていましたので、そこにも行こうと思います。
ここは皇室ゆかりのお寺のようで普段公開しておらず、多分今日から暫く
一般公開の模様です。どちらもややマイナーな寺なので、それ程人は
多くないと思いたいところですが、それほど甘くないのですね。京都好きは
世の中に掃いて捨てるほどいて、間違いなく結構な人出です。

昼は北白川の蕎麦屋、夜は友人に予約してもらっているのでどこか
知りません。

明日は多分一人で京都散策予定。場所は全くの未定です。
by nakayanh | 2009-11-21 03:50 | 京都
所属している職場のブラスバンドのコンサートが、12月12日(土)5:30から
江戸川区の船堀駅(都営新宿線)近くの「タワーホール船堀」で開催されます。
あと一か月を切り、練習や準備も追い込み中で、この土日も練習です。
 
皆仕事が忙しく、なかなか練習の機会も多く持てませんので、
決して上手い楽団とは言えませんが、音楽に対する情熱は皆熱いものが
あります。

曲目は村上春樹の小説で有名になったヤナーチェクの「シンフォニエッタ」や、
マイケルの「Beat it」、クリスマスソングなど、楽しくお洒落な曲が一杯です。

チケットは不要ですので、上記の日時に上記の場所にお越し頂ければ
何方も入場できます。年末のあわただしい時期に、楽しい音楽でほっと一息
つきたい方は是非お出で下さい。お待ち申し上げます。
メールでリクエストいただければ簡単なチラシを差し上げます。

なお、私は3rd クラリネットで出演します。親子以上に年の離れた
若い人達に交じって、下手な楽器に悪戦苦闘するたそがれ親父を
見てやろうという奇特な方も是非ご来場ください。
by nakayanh | 2009-11-15 00:53 | 音楽
偉大なる喜劇人森繁久彌さんが亡くなりました。10年来殆ど表舞台には
出て来ておらず、96歳だったそうですから大往生ですが、不世出の
喜劇人が亡くなったという印象です。

古舘さんのニュース番組の解説者が「喜劇俳優としての森繁さんを知らない。」と
言っていたり、ニュースでも「『知床旅情』で歌手デビュー」なんてとぼけたことを
言っていて唖然としますが、私も含めてそれだけ古い方だということですね。
小沢昭一さんの新聞でのコメントが最も的を射ているという気がしました。

何といっても映画の「社長シリーズ」が私にとっては最高の作品です。
国民的作品ともいえる「寅さん」より喜劇として優れていると思います。
何というか、より大人の知的なユーモアが満ち溢れているという印象です。

森繁の社長、堅物の総務部長の加東大介、宴会好きの営業部長三木のり平、
生真面目秘書の小林圭樹、怪しげな外国人バイヤーのフランキー堺、
社長夫人久慈あさみ、社長の愛人淡路恵子、秘書の恋人団令子、等々が
繰り出す笑いは、子供心に大人の世界の楽しさが垣間見えて恰好良く、
早く大人になりたいと思ったものでした。現実のサラリーマン社会は勿論
それ程楽しいものではありませんでしたが。

クレイジーキャッツがドリフになり、欽ちゃんになって笑いが幼児化したように、
映画でも「社長物」が「寅さん」になり、「釣りバカ」になって見るに堪えなって
しまいました。そして今は大人の鑑賞に堪える笑いはどこにも見当たりません。
「焦点」もコン平がたい平になり、司会が談志、円楽、歌丸と変わるにつれて
レベルダウンしてきました。さんまや吉本に至っては・・・。

森繁の唄がまたペーソスに溢れて素晴らしく、私の父も大好きでレコードを
買ってきたものですから、残らず覚えました。「銀座の雀」「荷物片手に」
「青葉の笛」「水師営の会見」「橘中佐」「麦と兵隊」「船頭小唄」等々。
「知床旅情」のはるか以前です。

森繁さんの死によって、彼の作品がいろいろ見られるようになるかも知れない
ことだけが少し楽しみです。
毎年11月に半日の人間ドックを受診していますが、今年は60歳の節目の年で、
会社の共済会の補助も少し多いので、脳ドックをt追加受診しました。
最近身近でくも膜下出血で亡くなる方もいるし、私自身物忘れがひどく、それ以前に
物を覚えられないという自覚症状があるためです。

いつもは内幸町の診療所で受けていましたが、そこには脳ドックの設備がないため、
初めて汐留の診療所で受診しました。15分ほどの脳のMRI検査を含め、8:30から
10:30まで。各項目の検査は順調であまり無駄な待ち時間がありませんでした。

健診後診療所お決まりのレストランで食事の後、昼前後少し時間を潰し、午後に
脳ドックの診断結果を先生から聴きました。結果は特に異常なし。やれやれ。

MRIによる脳の断面図も見せてもらいましたが、結構詰まっていました。
まだまだ大丈夫そうです。覚えられないのは努力が足りないだけでしょうか。
今月の歌舞伎座は吉例顔見興行で、昼夜通しによる仮名手本忠臣蔵です。
今日はその昼の部に行ってきました。来週夜の部、そして明後日の10日は
健康診断の半日ドックの後新橋の花形歌舞伎夜の部で、今週は歌舞伎三昧と
云う次第です。

忠臣蔵前半は大序鶴岡八幡社頭での兜改めから、四段目の塩谷判官切腹、
城明渡し、そしてお軽勘平道行までです。憎々しい中村富十郎の高師直、
上品で世間知らずの勘三郎の塩冶判官、主君の無念を受け止める幸四郎の
由良之助らが好演です。判官切腹の場面は勘三郎や力弥の片岡孝太郎、
幸四郎の真に迫った演技で、判っていてもグッときます。切腹を申しつける
上使役の仁左衛門の石堂右馬之丞、同じく段四郎の薬師寺次郎左衛門も
重厚な演技でした。

来週の夜の部が楽しみです。迂闊にも今日初めて気が付きましたが、五段目の
山崎街道と云うのは京都の西、サントリーの工場や天王山の戦いで有名な、
あの山崎のことなんですね。

新橋演舞場の花形歌舞伎は松緑、菊之助、愛之助ら若手実力派による
三人吉三や亀治郎らによる鬼揃紅葉狩で、新聞の批評も高く、これも楽しみです。
昼の部だと染五郎も見られるのですが、健診のため夜しか観ることが出来ません。
by nakayanh | 2009-11-09 00:29 | 歌舞伎
土曜午前、大学時代のクラブの同期で40年来の付き合いの友人と
表参道の美術館を二つはしごしました。

最初に「秋山庄太郎写真芸術館」表参道駅から徒歩5,6分。
こじんまりとした趣味の良い美術館です。通常は写真家の
故秋山庄太郎氏の写真を常設しているのでしょうが、今は
「それぞれの四季 風景三人展」と題して、秋山氏の他前田真三、
前田晃の二代の写真家の三人の風景画を展示しています。
それぞれの写真家の四季の風景写真が小さめの額で展示されています。
展示室は地階、1,2階、2階は落ち着けるカフェにもなっていて、ゆっくり
コーヒーを飲んでリラックス出来ました。

続いて、直ぐ近くの根津美術館へ行きました。根津は地名ではなく人の名です。
東武鉄道等の実業家、根津嘉一郎氏の収集したコレクションを公開するため、
昭和16年に開館した美術館で、今回建て直しての「新創記念特別展」の第一部と
いうことです。(1年掛けて第8部まであります。1部は明日11/8まで。)
新たにオープンしたこともあってか、なかなかの人出で、観賞客も場所柄の故か
上品でお洒落な人が多い印象でした。

今回のメインは所蔵の国宝「那智瀧図」(鎌倉時代)。他にも芸阿弥作重文「観瀑図」、
野々村仁清の重文の茶壷等見ものは多くあります。有名な尾形光琳の国宝
「蕪子花(かきつばた)図屏風」は、来年4/24~5/23の第6部「琳派コレクション」
で一挙に公開されるそうです。美術館には広大な日本庭園もあり、散策できます。

男二人で12時過ぎまで観賞、近くの蕎麦屋で一杯やって解散しました。
by nakayanh | 2009-11-08 01:30 | 美術