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蕎麦仲間の酔流亭さんに、柏竹やぶの蕎麦会にお誘い頂き、3連休初日の土曜日昼に行ってきました。花まきさん、がじゅ。さん、しおんさんの5人です。

5,6年前、店の前まで行ったのですが、あの庭の装飾がどうにも蕎麦屋のイメージとマッチせず、逃げ帰ったお店で、それ以来縁がなかったのですが、誘って頂いて渡りに船の気持ちで参加しきました。当初柏駅待ち合わせの予定でしたが、花まきさんが私の脚を気遣って、北柏に車で迎えに行くと仰るので、ご好意に甘えました。

お店には11:35頃着。11:45開店なのでお店の庭や図書室(蕎麦の蔵書など魅力的な本が一杯)を皆で散策。以前おどろおどろしいと思った装飾も、他の方も一緒によく見るとそれ程恐くはありませんでした。

中は意外に古風な古民家風でオーソドックスな造りでした。焼味噌や鰊、蕎麦掻きを肴に燗酒。蕎麦掻きが超荒挽きで今までに経験のない最高の味わいでした。博識なしおんさんの温泉から俳句まで幅広い知識に感心し、酔流亭さんの機関砲の如き洒落連発に笑わされつつ、昼間からかなりの酒を飲んでしまいました。夕飯で殆ど酒を飲めなかったほどです。運転手の花まきさんと酒の飲めないがじゅ。さんは荒挽きと普通のせいろを食べ比べ。私は締めでは荒挽きを頂きました。荒挽きとは言え、極細の繊細な蕎麦です。
by nakayanh | 2008-11-24 22:00 | 蕎麦
日曜午前、渋谷区松涛の小さな美術館に行きました。渋谷駅から徒歩約10分、東急本店を右に見ながらだらだら坂を上っていきます。

池口史子と書いて「いけぐちちかこ」と読みます。全く知らない画家でしたが、10日ほど前の日経朝刊の文化欄に紹介記事が出ていて、その絵に惹かれて観に行ったものです。入場料300円。上野の美術館と違ってゆったりと観る事が出来るのが有り難いです。でもコンスタントに人は訪れていました。

画家のお歳は私より一回り近く上、経歴を拝見すると何と堺屋太一氏の奥様でした。才能が才能を呼ぶと言うのでしょうか。

展示されている絵は1960年代から最近までのもの80点ばかり。藝大卒業辺りの初期は暗い色調や、ピカソを思わせる抽象画もありましたが、画風は次第に固まり、アメリカの地方都市を思わせる鄙びた風景を独等の渋くて落ち着いた色調と単純省略化した線で描いた風景画、女性のいる室内画、それに花の絵が大半です。特に風景画、女性のいる室内画がノスタルジックで切なくて心に染み入る印象でした。

ご主人の堺屋さんの新聞小説の挿絵も掛かれたことがあり、その小さな原画も10数点展示されていましたが、見事なデッサン力で素敵でした。
by nakayanh | 2008-11-24 01:14 | 美術
6時入店、珍しく空いていて先客1組だけ。途中から2組ほど。

週刊文春を読みながら、生ビール、一之蔵、そばとろ、じゃこおろし。女将さんが「鴨のささみだけど大丈夫ですか。」と言いながら出してくれたお通しの鴨のたたきが旨い事。実に酒に合います。メニューに入れて欲しいくらいです。

先客は年配と中年の女性の親子連れですが、亭主の道楽で苦労したらしい老いた母親が、男と別れて一人身らしい娘を元気付けているのが、身につまされつつも微笑ましく、失礼ながら江戸の下町のような良い風情でした。勿論聞き耳を立てている訳ではなく、自然と耳に入ってくるのです。私は元々風采が上らず目立たない上に、極力ひっそり目立たぬよう心掛けていますので、周りの方からは完全にお店のテーブルや椅子等に溶け込んで風景化してしまい、警戒感が無くなるのだろうと思います。

週刊文春は30年以上読み続けている週刊誌ですが、どうも最近エッセイの書き手が詰まらない人が多く、ちょっと読み応えのなさを感じています。

じゃこおろしの辛味大根の辛味が効いていてじゃことよく合います。シンプルで最も好きな酒の肴かもしれません。

仕上げは初めて温かい揚げ餅蕎麦を頂きました。大根おろしや三つ葉や鰹節もたっぷりで、しつこくなくて旨いんですねえ、これが。本当にここの種物蕎麦はどれもよく考えられていて当り外れがありません。幸せなひと時でした。
by nakayanh | 2008-11-22 05:35 | 蕎麦
昨日夕食の後暫く寝て、夜中から起き出してTV観戦しました。

3:0で完勝、日本にしては珍しく大量?得点、しかもアウエーでの快勝です。3点の得点シーンはどれも迷いなく積極的に狙ったシュートによるもので、なかなか良かったと思います。やれば出来るじゃん。

でも結果は良好なのですが、強いて言えばもっと得点に貪欲であっても良いのになあと思うところもありました。例えば前半のロスタイム辺り、明らかに時間潰しでしたが、直ぐに15分休めるのだからもっと死に物狂いで攻めれば良いのになあと思ってしまいます。1:0で折り返すより2:0の方がずっと楽になるのになあ。

昨日は流石に中村俊輔が、疲れからか体を庇ってか、動きがいまいち鈍くパスミスも多かったように思います。中澤の欠場の影響は全くありませんでした。初めて失点がなく、かえって良かった位です。得点に一番貪欲だったのは大久保で、隙あらばシュートしようという姿勢が素晴らしく、しかもディフェンスも積極的で一番動きが目立っていました。彼にもっとボールを集めれば得点チャンスも増えるのに、得点に貪欲でない日本と言うチームは、不思議とそういう風には使わないんですね。小野を生かしきれなかったのと良く似ているようにも思います。組織的なプレーを重視して、天才肌の突出した才能を嫌うのでしょうか。

以上サッカーど素人の観戦記でした。
19日水曜、年に一度の健康診断を受けて来ました。毎年行っている日比谷の帝国ホテルの隣の診療所です。終わると帝国ホテル1階でサンドイッチを食べられる券をくれるのだけが楽しみです。

健診は8時から始まり、10:30過ぎに終わり、下剤を飲んで、サンドイッチを食べてから上野に行きました。東京都美術館のフェルメール展は1時間半待ちと言うので、先ずは国立西洋美術館のV.ハンマースホイ展へ。

恥かしながら今回の展覧会で初めて知った画家ですた。新聞などで紹介されている絵が静謐なイメージで、フェルメールに共通するものを感じました。入りはまずまず。並ばずに入れますが、中は高齢者とおばさんで一杯です。

ハンマースホイ(1864ー1916)の作品90点近くと、その友人の画家二人の作品20点近く。よくもこれだけ集めたものです。良い企画でハンマースホイには圧倒されました。極端に色を抑え、殆どモノクロの墨絵のような作品が続きます。風景画には一切人が出てこず、室内の人物(殆ど妻のイーザです)は表情に乏しいか後姿です。椅子やピアノの脚がなかったり不思議を感じさせる絵が多いですが不自然さはなく、落ち着いて静かな気持ちにさせてくれます。無駄なものを一切省いた心象風景というのでしょうか。窓からの光と影のコントラストを描いた作品が多く、フェルメールの影響も感じました。

続いてフェルメール展、1:10待ちとかで、入場まできっちりその時間掛かりました。65歳以上は無料の日とかでウイークデイにも拘らず凄い人出、たまの休み(出勤扱いですが)に出掛けた私には災難です。幾らお年寄りだからと言って、生活必需品でもない全くの趣味嗜好の美術展を無料で見せると言うのは、金を払った人はおろか、当のお年寄りにも失礼ではないでしょうか。好きなものを見、好きなことをするには、それなりのコスト・犠牲を払うと言うのが至極まともなことだと思うのですが。しかも65歳なんて若過ぎます。

30数点しかないフェルメール(1632-75)の絵が7点も一気に見られると言うのは凄いことだと思います。それぞれ1枚しかない宗教画、神話の絵は初期の作品ですが共に想像以上に大きな絵でした。デルフトの町角を描いた「小路」、そして室内画。室内の人の動き心理と光と影の一瞬を捉えた彼の絵からは、いつも静謐さや落ち着きを感じていましたが、ハンマースホイをたっぷり観た後では、彩り豊かで饒舌に感じられる程でした。余りの人の多さに、落ち着いて観られないいらだたしさを感じたからかも知れません。

美術展を見るといつも、本当に日本は美術ファンが多いなあと思います。その殆どが中年のおばさんと言う印象です。今日は更にウイークデイでもあったのでお年寄りの多さにも圧倒されました。これだけ美を愛する人が多いのに、日本が美しくならないのも不思議だなあと思います。煙草やごみや空き缶を平気で道に捨てる人たちと、絵を観に来る人たちは全く重ならないのでしょうか。電車や街中で傍若無人のおばさんたち(おじさんたちも酷いですが)と、絵を観に来るおばさんたちは全く別なのでしょうか。そうも思えないけどなあ。
by nakayanh | 2008-11-20 01:17 | 美術
30回大会で最後の東京女子をビデオで見ました。

又も渋井さんの失速。1万メートルの日本記録保持者で、マラソンも2:19台の自己ベスト、瞬発力、爆発力は間違いなくあるのですが、何かが欠けているのでしょう。詰めの甘さか、緻密さか、インタビューに見られるガラッパチな印象と関係がありそうです。性格が豪快な分大まかなのかなあ。これまではひたすら努力と忍耐の土佐が先輩にいたので、良い影響も受けていたのでしょうが、これから益々苦しいところです。今回の東京女子はオリンピック直後でもあり有力選手が殆ど出なかったので、絶対勝てる、後はタイムだけ、と渋井は考えていたのかも知れません。その辺りに心の隙というか油断があったのではないかと思います。

10Kまでの5Kラップ16:22、16:33は出来上がり2:20を切るペースで、下り坂があるとは言えやはり少し早過ぎたのでしょう。再起をかけたレースでもあり、2:21,2を目指して16:40~50で慎重に行くべきではなかったかと思います。ちょっとした前半の無理は必ず後半に効いてきます。しかも体力のある前半には無理していることが判らない。その日の体調や練習量や天候などを全て考慮に入れ、40K先をイメージして今無理していないかを考える、この知的な部分がマラソンの醍醐味であり、真髄であると考えていますが、どうも選手も指導者もそれが判っていないように思えてなりません。しかも若い伸び盛りの選手は日々成長していますから、その伸びしろも考慮に加えなければならない。多分それを一番理解しているのは小出監督なのでしょう。

尾崎さんは長い脚、バランスの取れたピッチ走法で見事でしたが、27歳でマラソン2回目というのがちょっと残念です。最初のオリンピックが30歳か、うーん5年間何やってたんだ。東京は最後の坂があるとは言え、2:23台では世界では通用しません。ここからしっかり世界を見据えて頑張って欲しいです。山下佐知子監督なら上手く育ててくれるかもしれません。

朝日新聞のコメントを読んだだけですが、陸連の偉い方は相変わらず間の抜けたことを言っています。小掛東京陸協会長「(東京女子のような)世界で戦える新しい大会を作って欲しい」(あなたが作る立場でしょう)、帖佐陸連名誉副会長「マラソンの醍醐味であるドラマがあり、有終の美を飾ってくれた」(接戦で見せ場があればタイムはどうでも良いのか)、沢木陸連専務理事「新しいヒロインが誕生、タイム的にも満足、極めて良いマラソン」(本気で言ってるのか、このタイムで世界に通用するのか)。危機感を感じていると思えないこの人たちが指導者でいる限り、日本のマラソンは世界から遅れ、過去の栄光が遠ざかるような気がします。
前米FRB議長マエストロ・グリーンスパンの「波乱の時代」は、最近の経済関係の本ではベストセラーですが、そのペーパーバック版が出版される時に付け加えられた後書きが、税抜き500円で売られています。原著ハードカバーは07年6月完成、9月出版、日本語版は11月に出版されました。ペーパーバック版は08年6月に印刷とありますから、この後書きが書かれたのは今年の5~6月頃でしょう。

後書きだけを一冊の本にして売ると言う商魂も凄くてえげつないですが、中身はそれだけの価値はあります。6月だと未だリーマンの倒産等今回の未曾有の金融危機のクライマックスは起こる前ですが、既にグリーンスパンは今回の状況が50年か100年に一度の事態と言い切っています。彼の文章は、FRB議長の頃の議会証言でもそうでしたが、本当に味があります。それは多分彼が虚心坦懐に思ったままを正直に語っているからなのでしょう。彼は金融マーケットを知り尽くした人であり、私も多少なりとも金融マーケットで仕事をしていたことも関係あるかもしれません。はったりのない、率直で人間の心理についての洞察力に満ちた言葉には感動を覚えます。

例えばこうです。「(景気の)拡大局面に金融市場にあらわれる無茶な行動の多くが、リスクがとんでもなく割安になっていることに気付かないためではなく、今の市場の陶酔に背を向けていれば、市場シェアを失って取り返しが付かなくなると懸念しているためのものだという点である。・・・」人間の心理をよく読み切った意見で感心します。生きたマーケットを相手にしてきた彼ならではで、机上の論理が中心の経済学者にはなかなか言えないことの様に思います。「判っちゃいるけど止められない。」、スーダラ節にも通じ、親鸞にも通じる人間の業そのものを語っているとも言えます。だから人の心を掴み人を魅了させるのでしょう。凄い人だと思います。
by nakayanh | 2008-11-14 22:20 | 読書
昭和42年の初刊以来発行されている本で、グルメ本の走りと言うか、老舗といえそうな本です。最近ではそれ程中身に全幅の信頼を置いている訳ではないので、何年かに一度買って参考にしています。以前は他にこういった本が少なく、自分自身も判っていなかったので、権威のような印象でしたが、結局レストランの良し悪しは自分で行って自分で決めるしかないと判って、本は参考程度にしかならないと思い至りました。まあレストランに限らず何事もそうですが。

自分が「本当にいい店だ」と思う店が、全く出ていなかったり、以前の版で出ていたのに新しい版で出なくなったりすると、本に対する信頼が損なわれていきます。逆に「こんな店が」と思うような店が出ていても同様です。

例えば目黒のとんかつのお店「とんき」は30年来通っている大好きなお店ですが、以前は掲載されていたのに最近は全く載らなくなりました。最近行ってもやはり素晴らしいお店でしたが、それよりつまらない(と私が思う)お店が幾つも出ています。とすると、他のジャンルのお店もそうなのだろうと思わざるを得ません。

蕎麦屋は20軒ほど出ています。僅かそれだけですから、良いお店が網羅されている訳ではありません。20軒の中にわざわざ入れるか、と私が思うお店も出ています。更に信用できないなと思うのは、殆どのお店の値段の☆マークが三つなのです(一番高いのは☆5つ)。まつやが☆三つなら他の多くのお店は4つか5つだろうと思ってしまいます。勿論鮨やフレンチなど他のジャンルと比べれば蕎麦は相対的に安いですが、この本ではジャンル内での値段の比較とわざわざ断わっています。

「神田まつや」の項で『小田巻蒸しがあったりするのも何気に凄い・・』とあるのですが、この「何気」を肯定的に使う言い回しには付いていけません。若い人が書いているのでしょう。「何気に」「良さげ」等等、会話では目を瞑るにしても、本文中に出てくると如何にも文章の品位が損なわれるように思えます。

お手軽なグルメ本が氾濫している時代だからこそ、老舗としての威厳を保って欲しいなというのが私の印象です。
by nakayanh | 2008-11-14 04:24 | 読書
というイベントに行ってきました。場所は幕張メッセです。その為今週末自転車ランは昨日の25Kだけ、バイクの走行距離は7月以降780Kです。

自転車関連メーカーのショウで、モーターショウの自転車版ですね。7日金曜の夜から今日まで。入場料1200円と結構な値段ですが、各国の自転車メーカーの最新モデルや関連グッズ等が見られて楽しめました。自転車屋さんではなかなか見られない、寝転んで乗るリカンベントや小径車もいろいろ見ることが出来ました。私の知らない”イケメン俳優”(凄いジャンルですねえ)とかの要潤さんのトークショウ(たいした内容ではありません)も見ました。女房は入場料の元が取れたと言い、要潤を見たことを後で聞いた娘が「ずるい!」と言いましたから有名な方なのでしょう。私はやりませんでしたが、試走コースがあっていろんな自転車を借りて乗ることも出来ます。それにしても自転車は値段がピンきりで、我が家のPassoより高い自転車がごろごろ、百数十万円の物もざらにあって驚かされます。

客の入りもまずまずでした、今年はガソリンの値上がりやエコブームの影響でバイク人気が凄く、昨年の倍の人出だとか。それでもまあまあ最近の美術館よりはマシでした。女性、特におばちゃん達にスポーツ自転車が浸透していないからでしょう。自転車業界としては狙いたい購買層でしょうが、ちょっと接点が思い付きませんね。このままで行って欲しいものです。
連休明けの火曜夜の仕事帰り、久々に神田まつやに行きました。

6時前入店、客は8~9分の入り。奥の方の8人掛けのテーブルで帳場方向を見ながらの位置。ビール中、熱燗(良い季節になりましたね)、焼き鳥、最後におかめ蕎麦。

蕎麦味噌と焼き鳥で一杯やりながら、最近出た「新御宿かわせみ」第2巻を読む、何物にも代え難い幸せなひと時です。

相席は夫婦者やサラリーマンの二人連れ。隣の席は年配の元サラリーマン連れ。おじさん達の花番さんへの物言いがぞんざいと言うか態度がでかいと言うか、耳障りです。花番さんも大変だなあ。こういうところで人間の品性が出ちゃうんですよね。テレビでも全国の人を相手にしているのに、「です・ます」じゃなく「だよね」調になってしまう人がよくいます。電話でも相手の年齢や地位が判らないのにぞんざいな言葉遣いをする人、目下と見ると急に見下ろした話し振りになる人、子供や年下相手だと丁寧語を使わないアナウンサー等々、どうにも好きになれません。

というようなことを考えながらおかめ蕎麦を食べ、蕎麦湯が来ないのでまあ良いかとお勘定。済ませて店を出ようとしたら、真ん中の壁際に酔流亭さんがいらっしゃいました。何方かと飲んでおられたので、一言ご挨拶だけして店を出ました。
by nakayanh | 2008-11-05 01:28 | 蕎麦