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カテゴリ:音楽( 87 )

日経の今月の「私の履歴書」は小澤征爾さんで、久々に期待通り非常に面白い履歴書を、毎日楽しんでいます。大昔、小澤さんがフランスのブザンソンに単身出掛け、指揮者コンクールに優勝する前後を記した「僕の音楽武者修行」を高校生の頃に読んで、大いに感動しました。履歴書は当然その後の大活躍まで著されているのだから、面白いのは当然ですが、小澤さんの書き振りが飾り気なく率直・ざっくばらんでとても良い文体だと思います。2/3を経過しこれから残りの1/3、大指揮者になるまでの更に楽しく興味深い話が展開されるのが楽しみです。

金曜に水戸まで出掛け、その小澤さん指揮のコンサートを聴いてきました。香港勤務以来20年来の友人の誘いで出掛けたもので、演奏は水戸室内管弦楽団。第一部は小澤さんの弟子の女性指揮者ナタリー・シュトゥッツマンさんによるメンデルスゾーンの序曲と交響曲。これも良い演奏でしたが、第二部の小澤さんによるベートーベンの交響曲第4番は圧巻の演奏でした。小澤さんに対する敬意や憧れが楽団や聴衆全員に満ち溢れる中、力強くまた優しく、自在の指揮振りでした。指揮者と言うのは音楽の理解も然ることながら、見た目のカッコ良さも大きな要素だと思いますが、小澤さんは幾つになってもかっこいい。私が今まで見た中では小澤さんとシカゴ響のショルティがカッコ良さの二大ベストです。今78歳の小澤さんは病気も克服しながら指揮と後進の指導にフル回転ですが、無理をなさらずいつまでもお元気でいてもらいたいと切に願います。
by nakayanh | 2014-01-19 23:42 | 音楽
P.マッカートニーのコンサートを見に、10年振り位で東京ドームに行ってきた。その始末を略書き終えた時点でパソコンプログラムの自動インストールが始まり、気が付いたらブログの書き込みが復元できない状態になっていた。二度書く気力もないので、これで止めます。言いたかったのはプロモーターのキョードー東京の運営振りはお粗末だけどポールのコンサートは素晴らしかったということだけである。
by nakayanh | 2013-11-22 14:33 | 音楽
人気歌手バタやんこと田端義夫さんが4/25に94歳で亡くなりました。彼の「帰り船」や「大利根月夜」が大好きで、カラオケでもよく歌っていたので残念です。

昨日夕方NHKで追悼番組をやっていて、後半部分を観ましたが、どの曲も良い曲で改めてバタやんの歌の素晴らしさを見直しました。決して美声とは言えませんが、しみじみと心に響く歌で、三橋、三波、村田、春日、等演歌の大御所たちとはまた違った独特の味わいがありました。

5/4の日経「喪友記」欄にペギー葉山が追悼文を書いていて少し驚きました。ペギーはJポップスのはしりと言って良いバタ臭い歌手で、演歌のバタやんとは何となく合わないと思っていました。日本歌手協会の仕事で親しくなり、後にはペギーがリサイタルにも来てもらったそうです。ペギーも「南国土佐」を大ヒットさせた歌手ですから、やはり演歌の心も判るのでしょう。心が温まるとても良いエピソードでした。

私はバタやんの「帰り船」の「波の背の背に揺られて揺れて」の対句のような歌詞が特に好きです。戦後大阪駅で復員兵が家族と再会している時にこの曲が流れていて、バタやんは歌手になって良かったと思ったそうです。戦前に歌った「梅と兵隊」という歌は昨日のNHK番組で初めて知りましたが、やはり良い曲でした。戦後自分で見出した奄美の「島育ち」や、沖縄の「十九の春」も良く聞けば切なく良い曲です。こんなバタやんが紅白には2回しか出ていないとは驚きました。紅白がつまらなくなるはずで、毎年夏にやる「懐かしのメロディー」?の方が余程楽しいのは歳のせいでしょうか。どうせ若い人は大晦日に紅白等見ないのだから、年配者向けに方向転換した方が良いと思います。

この項を書くのにウイキペディアを見ていたら、何とバタやんが私と同じ三重県松阪の出身であることを知りました。何となく身近に感じていたのはそのせいなのでしょうか。本居宣長や小津安二郎と並んで私の同郷出身の偉人です。
by nakayanh | 2013-05-07 17:44 | 音楽
大阪阿倍野区のブラスバンドの第9回スプリングコンサートが4/29に
終了しました。これまでは3月後半か四月前半に開いていたのですが、
会場が予約出来ず、初めてGWの開催となったものです。毎年のこと
だから次の年の日程を予約できれば良いのですが、如何にも区民ホール
らしい悪平等というか気の利かなさで、3か月前に抽選なのです。

しかし結果オーライで、会場は初めて超満員の大盛況でした。550部
用意したプログラムも足りなくなり、立ち見のお客様も相当いらっしゃい
ました。この不手際は来年以降の大きな反省材料です。

演奏はまずまず。例によってブラバン用のオリジナル曲から、マーチ、
日本の叙情歌、ビートルズメドレー、ディズニーメドレー、ミュージカル
レミゼラブルの「夢破れて」等々幅広く、アンコール曲は「女々しくて」
(踊り付)と「明日があるさ」。演奏していて楽しい曲が多かったですが、
個人的に好きなのは「ラデツキー行進曲」と「森のくまさん、スーザに
出会った」というマーチでした。前者は有名なJ.シュトラウスの名曲で
マーチなのにウイーンの優雅さが感じられます。後者はスーザのマーチの
数々を、「森のくまさん」を絡めてアレンジしたもので、なかなか見事な
編曲だと思います。40年以上前の私の中高時代は男子校でもあってか、
演奏の大半はスーザ等のマーチでした。

個人的には今回はやや練習不足でいまいち自信を持って演奏に臨め
なかったのが残念ですが、最後の2週間個人練習をかなりやり、前日の
ゲネプロや当日のリハーサルも気持ちを集中してやったので、本番は
まあまあだったかなと思います。来年はもう少し曲に馴染んで臨みたい
と思います。
by nakayanh | 2013-05-04 20:22 | 音楽
先週末大阪のブラバン恒例の強化合宿に参加しました。新大阪近くの
ユースホステルを使って、土曜午後から夜までと、日曜の朝から夕方まで
の練習です。私は体力的に持たないので夜練と宴会を避け、近くの
ビジネスホテル泊。それでも土曜5時間近くと日曜6時間余り楽器を
吹きっ放しでした。

今年はコンサートが4/28と遅めなのでまだやや余裕があります。私は
合奏に参加するのが今年2回目でしたので、まだまだ細かいフレーズが
吹けませんが、カラオケルームで一通り個人練習しておいたので、まず
まず合わせることが出来ました。あとはもう少し個人練習を重ねて、次回
今月末の練習に臨む予定です。当団は相変わらずクラリネットが少なく、
私を含めて4人だけ。私のような年寄りで下手くそでも参加させてくれる
のが有難いところです。

今年の演奏曲はラデツキー行進曲やスーザのアレンジもの等マーチが
多いので嬉しいです。他にビートルズメドレー(これは素人向きで私には
面白くありません)、日本の抒情歌メドレー、「キャンディード」、「花は
咲く」、「女々しくて」、等々子供からお年寄りまで楽しめる曲が揃って
います。
by nakayanh | 2013-03-12 23:39 | 音楽
10日ほど前銀座を歩いていて、たまたまヤマハを覗くと、1階の小さな
ライブスペースでおじさんが一人アコギでビートルズを弾いており、その
素晴らしさに圧倒されて立ち尽くして聴き入りました。途中からだった為
2,3曲でそのステージは終わり、次のステージまで時間を潰して、今度は
早めに椅子に座って聴きました。

一人ギター1本でビートルズの曲をメロディー、ハーモニー、バック演奏
全てこなしてしまいます。213曲全部覚えておられ、最初のステージで
リクエストをお客に求め、誰かが「Till there was you」と実に適切な曲を
言ってくれたので、我が意を得たりの思いで聴きました。2回目のステージ
後自主制作CDの販売があるとのことで、「Sgt. Tsugei's Only One Club
Band」シリーズ3枚を躊躇なく買いました。楽譜も見ずにビートルズの
サウンドそのままに演奏出来るとは、もう私からすると神業に近いです。

告井延隆さんは1950年生まれだから私より一つ年下、センチメンタル・
シティ・ロマンスというロックバンドのリーダーを永年やっており、竹内
まりや等のバックバンドでも演奏してきた方だそうです。全く知りません
でしたが、凄い方がいるものです。

2回目のステージでやはり告井さんがリクエストを求めたところ、暫く誰も
応えなかったのですが、誰かが「Puff」をリクエストしました。告井さん
のみならず我々観客も驚きと失笑でしたが、告井さんは笑いながらも
さらりと演奏し、カッコ良かったです。そりゃあ出来るでしょう。それに
してもアホな人もいるものです。
by nakayanh | 2013-02-27 17:50 | 音楽
昨夜銀座でジャズクラリネットの第一人者北村英治さんのライブを聴いて
きました。昨年8月に心筋梗塞で倒れられ、手術やリハビリで半年近く休養
され、昨夜が復帰後初ステージです。

事前のプログラムではゲスト出演の形だったので、1,2曲やるだけかと
思っていましたが、「最初からやる」とのご本人の意向で、これ迄と殆ど
変わらないホットな演奏を聴くことが出来ました。少しは腕に衰えが感じ
られるかと心配しましたが、速い曲でも全く懸念なく、指も息も以前の
ままの素晴らしさ。バラードでは以前より味わい深く感じられる程です。
今年84歳とはとても信じられないバリバリの演奏でした。流石に3rd
ステージ冒頭では少し休まれ、ピアノの高浜さんのボーカルを多めにする
等、ややセーブされましたが、11時近くまで気合十分の演奏で楽しませて
下さり、我々もスタンディングオベイションで讃えました。

復帰後初とあって北村さんの手術を執刀された若いお医者さん等関係者
の方も多く、北村さんは休憩時間も挨拶などでお忙しそうでした。
北村さんがクラリネットを手に立っているだけでも嬉しいのに、こんなに
早く以前通りの聴けるようになるとは、心から幸せに感じられるひと時
でした。
by nakayanh | 2013-01-17 15:32 | 音楽
40数年前、神戸にある中学高校一貫教育の学校を卒業しましたが、そのOB
機関紙に拙文が掲載されました。

母校には生徒用の歌集があり、その中には当時我々が習った美術の先生が
作詞し、音楽の先生が作曲した当校だけの学園ソングが30曲近くあり、
他に健全な青春抒情歌数十曲を一冊の歌集に纏めたものです。学生時代
音楽の授業で1曲ずつ覚えさせられ、期末試験に暗譜で歌わされたので、
全て今でも歌えるのです。同期会の締めに必ずその学園ソングを歌います。

その歌集についての思い出をOB機関誌で特集するから何か書け、と同期で
機関紙編集委員の友人に言われ、半年程前に書いた小文が掲載された次第
です。80歳半ばで今もお元気な音楽の先生が、学園ソング誕生秘話を私の
駄文の前に書いておられ、その内容に感動すると共に、音楽部出身の私と
しては、先生と並んで掲載される光栄に感激しています。
by nakayanh | 2012-11-12 23:21 | 音楽
友人に誘われ、東京国際フォーラム・ホールAの「ウエスト・サイド物語」
シネマティック・フルオーケストラ・コンサートというイベントに行って
きました。映画のウエスト・サイド物語制作50周年を記念して、リマス
ターされた映画を上映し、それに生のオケが演奏するというものです。
演奏は佐渡裕指揮の東京フィル。佐渡さんと言えば作曲者バーン
スタインの最後の弟子にして、今は世界的な指揮者ですから、適任でも
ありなかなか贅沢な試みです。

会場は5千人入るホールですから、スクリーンはやや小さく感じますが、
流石にフルオーケストラの演奏は素晴らしい。僅かな例外を除いて3時間
略全部生演奏ですから、画面で歌っている部分はアフレコと同じですが、
それ以外の多くの箇所はどうやってテンポを合わせるのか不思議です。
それを見事に上手く合わせて演奏していました。

映画自体はこれまで何度か観たことがありますが、久々且つどちらかと
いうと音楽メインで、結構新鮮に感じました。会場はほぼ満員の盛況。
演奏終了後はかなりの人がスタンディングオベイションでした。私自身は
そこまでの感動という訳ではありませんでした。7~10千円という料金は
やや高いようにも思いますが、佐渡さん指揮じゃ已む無しでしょうか。
by nakayanh | 2012-09-23 10:33 | 音楽
久し振りに銀座スゥイングで北村英治さんのライブを聴いてきました。
半年振り位でしょうか。レギュラーのカルテット(Pf、B,Dr)+Tsです。
Tsは渋くて安定感のある広津誠さんでした。Pf高浜和英氏は歌も
素晴らしく、B小林真人、Dr八城邦義も皆素晴らしい腕前です。

北村さんは私より20歳年長ですから御年83歳!なのに演奏はお元気
そのもので、未だに進化し続けている印象があります。もう30年位生で
聴いていますが、聴く度に新たな感動に包まれます。スゥイングジャズ界
では世界最高のクラリネット奏者と断言出来ます。一晩で30曲近く、楽譜
なしにリクエスト曲を交えて演奏するのですから、超人的な頭脳と体力と
言えます。

北村さんは演奏の合間のトークも楽しいですが、何度も聴いているので、
メンバー紹介や幾つかのレパートリー曲の前振りは私も喋れる位です。
しかし昨日は終戦記念日だったので、北村さんがジャズを始めた丁度
その頃の話もされて、一段と興味深く貴重な体験でした。ジャズの道に
進むことを池田弥三郎教授に報告したところ、一旦は止められたけど、
ギャラが良いのを説明したら許してもらえたそうです。

丁度今読んでいる本が秋尾沙戸子著「スゥイング・ジャパン」(新潮社)
という本で、内容は戦後進駐軍の一員として来日していた日系二世の
ジミー・アラキ氏が戦後日本のジャズ界に果たした大きな役割について
ドキュメンタリー調で書かれている物語です。南里文雄やナベサダが
アラキさんからジャズに付いていろいろ教わるのですが、北村さんも
彼の宿舎まで行ってクラリネットを教わったことが描かれています。
昨日のライブのステージの合間に北村さんにそのことを尋ねたところ、
それは事実で、「アラキさんには随分お世話になりました。」と仰って
いました。ジミー・アラキという方は日本のジャズ界の大恩人と言える
人のようです。まだ読んでいる最中ですが、よく細かいところまで調べて
あり、なかなかの好著といえる本です。

お盆のせいかお客はやや少な目で、それでも4,50人はいたのですが、
最後の3回目のステージは20人位だったでしょうか。実に贅沢なひと時
でした。北村さんいつまでもお元気でいて欲しい最高のアーティストです。
by nakayanh | 2012-08-17 00:09 | 音楽