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カテゴリ:蕎麦( 161 )

たまには蕎麦屋の話を。

友人の結婚式で大阪に行ったついでに、その前日宇治へ行きました。
午前中、西国三十三か所観音霊場第十番札所で紫陽花が美しい
「三室戸寺」に行きました。6月中はJR宇治から同寺行きの臨時バスが
出ています。乗車約15分。山の斜面が丸々色とりどりの紫陽花で埋め
尽くされていて見事と言う他ありません。前日の大雨が上がった後なので
一段と色鮮やかでした。紫陽花が盛りを過ぎる六月下旬からは、本堂前
の蓮が美しい季節となります。

その後宇治に戻り、宇治川に面した橋寺東側にある蕎麦屋「しゅばく」に
初めて行きました。こじんまりとしたお店で、金曜昼11:30の開店直後
でしたが、既に略満席。カウンターの隅に座れました。なかなか人気店
なんですね。メニューには渋い酒肴が幾つか出ています。その中から、
山うに豆腐を選び、ビール中と共にお願いしました。磯自慢本醸造半合と
温かいみぞれ蕎麦を追加。茶髪の若い花番さんはよく気配り出来る方で
「蕎麦は後ですね」と確認し、良い頃合に「蕎麦に掛かりましょうか」と
声を掛けてくれます。水菜と刻み揚げと大根おろしの入った蕎麦は、細い
のに伸び過ぎず、良い塩梅です。上品な出汁の味とよく合っていました。
酒飲みに優しい実に真っ当な蕎麦屋で、昼だけの営業と言うのが残念
ですが、場所的には仕方ないのでしょう。

ほろ酔い気分で早蕨の道を歩き、慶長年間から400年の歴史を誇る
「朝日釜」のギャラリーを拝見、宇治神社や大好きな宇治上神社を参拝、
源氏ミュージアムの前を通って京阪宇治から洛中に戻りました。
by nakayanh | 2012-06-24 23:57 | 蕎麦
12/25~26日と軽井沢のコンサートを聴いたついでに、信州の蕎麦を堪能
して来ました。

25日の11時過ぎに長野新幹線で軽井沢着、しなの鉄道に乗り換えて小諸に
行き、駅から近くの懐古園傍にある「草笛」本店へ。途中の道はうっすらと
雪景色でした。長野や上田等にも支店があり、自社農場まで持っている大店
ですが、店内は至って素朴。流石に寒いのでビールはやめて、いきなり
熱燗。つまみは誰にでも出してくれる野沢菜などの漬物に加え、味噌おでん
を註文。あまり肴の種類はありません。味噌おでんはこんにゃくの味噌
田楽で、日本酒にぴったり。お酒2本のあと山菜ざる。桶の様なせいろに
蕎麦も山菜も山盛りです。山菜以外にも厚揚げ等が入っていました。蕎麦は
田舎らしい黒っぽく平たい蕎麦で旨いです。

軽井沢に戻ってコンサートを聴いた後、夜はやはりしなの鉄道で隣の
中軽井沢に行って「かぎもと屋」へ。明治3年創業の老舗ですが、店内は
やはり素朴。7時頃入店し客は私だけでした。つまみは特になさそうなので、
一番豪華な白樺セットを頂きました。せいろの他天麩羅、山菜、けんちん
汁が付いていて、他に漬物やサービスの小鉢も出してくれて、肴には十分
でした。勿論熱燗です。セット一式が蕎麦も含めて一気に出てきますので、
飲み且つ食べるのに忙しいのですが、所謂蕎麦前の発想はないのでしょう。

翌日はしなの鉄道を小諸で乗り継いで上田まで。ここには池波先生が好き
だった蕎麦の名店「刀屋」があります。その前に駅から徒歩10分余りの
ところにある「池波正太郎真田太平記館」を見学。客は私一人でゆったり
じっくり館内を見て回りました。館内にあるシアターで一人、真田太平記の
粗筋のビデオを40分近く拝見。よく纏められていて大感動しました。結局
館内には2時間近くもの長時間いて池波ワールドを満喫しました。

その後歩いて「刀屋」へ。15年振り位でしょうか。店の前の道など観光地
風に整備され、以前とは一変していました。漬物とボリュームたっぷりの
鴨焼きを肴に燗酒。此処の蕎麦は盛りが大並中小と別れていて、男性は
大抵並か中を頼み、女性は中が多いようです。いずれも東京での常識より
盛りは多く、一杯やった後は小で良いかなとも思いましたが、此処はみえを
張って中を註文。並の量は傍目にもかなりの盛りでした。小が550円、中が
600円、並が650円と50円刻みですが、大は一気に850円と跳ね上がり
ますので、大の量はさぞ凄そうですが、残念ながら私のいた時間帯に大を
頼む人はおらず、確認出来ませんでした。

如何にも信州の蕎麦らしい店を3軒回りましたが、どの店でも素朴な蕎麦の
味がたっぷり味わえました。蕎麦は色が黒っぽく全体に太めで短め。繋ぎ
など使わないのでしょう。蕎麦の量は多く、蕎麦湯も出してくれます。漬物
の小皿も必須のアイテムの様です。東京ではなかなか味わえない蕎麦を
二日間で十分堪能しました。
by nakayanh | 2011-12-30 00:34 | 蕎麦
京都鞍馬口、船岡山近くの「かね井」夜の部に行きました。週末昼に行くと恐ろしい
混み様で、あまり近づかないようにしていましたが、一度夜に行って此処の出汁巻きを
食べてみたいと思っていました。先週水曜に出掛けました。5時の開店前に到着、
暫く直ぐ近くの渋い喫茶店で時間を潰し、5時に行くと丁度暖簾を掛けるところでした。

一番乗りも何も、他に客もなく、シーズン中の昼の混み様が信じられない位長閑です。
照明を絞って幻想的な坪庭を観ながら、ビール、酒、豆腐よう、そばがき、出汁巻き卵、
鴨ざる。出汁巻き卵は混雑時には注文を受けてくれないので、今回初めて食べましたが、
流石に手間を掛けていてふっくら美味しいものです。酒も蕎麦も肴も旨く、ゆったりと
ひと時を過ごせました。客はその後二組だけ。帰りにはご主人も見送りに出てこられる
余裕。週末の昼間に来たのでは全く判らない、この店の良さを味わえました。
by nakayanh | 2011-10-31 00:25 | 蕎麦
「男の隠れ家」11月号「いま暖簾をくぐりたい『そば』の店2011」と、関西中心の「あまから
手帖」10月号「蕎麦呑み 蕎麦喰い」を買いました。どちらも久々になかなか力の入った蕎麦
特集です。

「男の隠れ家」は蕎麦の世界でちょめいな4人の方が推奨する蕎麦屋20軒余り。4名の方の内
お一人は何と夢八さん!蕎麦仲間と言うのもおこがましく、夢八さんが蕎麦大学の教授とすれば、
私は付属高校の生徒程度ですが、それでも存じ上げている方の記事が掲載されていると実に嬉しい
ものです。探究心に乏しい私はいつもまつややよし房で幸せな気分に浸っていますが、気候も
そろそろ良くなってきたことだし、少しはプロの方のお奨めの店を巡ってみたいものです。
私の生れた土地である三重県松阪の蕎麦屋が紹介されており、是非一度行ってみたいものです。


「あまから手帖」は関西の旨いものを紹介してくれる雑誌で、集約したグルメの単行本も何冊か
持っていますが、この10月号では京阪神中心の蕎麦屋が20店近く紹介されています。私も好きな
「文目堂」や「ふくあかり」、先日行ったばかりの「よしき」も出ていて、店のチョイスは私の
好みと合いそうです。

ようやく蕎麦屋酒の旨い季節になってきました。いつも旨いのですが、特に旨くなる季節という
意味です。
by nakayanh | 2011-10-01 17:45 | 蕎麦
マラソン仲間で還暦過ぎリタイヤ組飲み会第2回を28日昼に挙行しました。
前回と同じ3名です。

11時JR王寺駅集合、先ず飛鳥山公園を歩いて日本の資本主義の父とも言える渋沢栄一資料館へ
行きました。こんなところにこんな立派な記念館があるとは知りませんでした。そばに紙の博物館
もあります。王子製紙の発祥地だからでしょうが、それも渋沢栄一が作った会社です。何と500
もの会社設立に関り、他にも600の病院・養護施設・団体・学校設立等に関わったのですから
凄い方ですね。埼玉の商家に生まれ、徳川慶喜に仕え、大蔵省に入り、32歳で独立して数々の
事業を立ち上げ、90歳過ぎまで長命でした。一つの会社で40年近く汲々としていた自分が
情けなくも感じました。

資料館見学の後、10分ほど歩いて蕎麦屋の「無識庵越後屋」へ。数年振りです。ここで恵比寿
ビールと浦霞を飲み、酒肴は枝豆、出汁巻き卵、牛蒡天、砂ズリ唐揚げ、等々数知れず、最後に
蕎麦を頂いて2時半頃1次会終了。花番のおばちゃんが明るく元気で愛想が良くて最高です。

2次会は赤羽の居酒屋「まるます屋」へ。朝からやっている太田教授お奨めの居酒屋で一度行き
たいと思っていました。3時頃ですが店内はほぼ満員。辛うじて空いたテーブルを見つけて、
そこに落ち着きました。ビール、日本酒(銘柄忘れました)、肴(内容忘れました)で1時間ほど。
前回4次会までやって酩酊したので、今日は2次会までの約束で多分4時半頃お開き。

後は京浜東北と武蔵野線経由で帰りましたが、1時間で帰れるところ何故か家に着いたのは7時
でした。多分武蔵野線の終点まで行って折り返したのだろうと思います。
by nakayanh | 2011-07-28 23:56 | 蕎麦
台風2号の影響による雨の日曜、三鷹まで行ってきました。yukaさんの「つれづれ蕎麦」で強く
お奨めのお店です(先日行った西八王子「坐忘」もそうでした)。

新宿から中央特快で15分ほど、駅から徒歩7,8分。一つ曲がるだけなので直ぐに判りました。
中はやや暗めでシックな落ち着いた店内です。カウンターと大中小のテーブル、それぞれに
可愛い花が一輪挿しに活けられていて心が和みます。

開店直後の11時過ぎに一番乗りで入店。ビール中、熱燗、酒肴三種盛り、海老真丈レンコン挟み
揚げ。三種盛りは鰊煮、蕗の煮もの等。どれも旨いです。蕎麦は「天むすのランチセット」を
期待していたのですが、日曜はやっていないそうで、「豚肉と水菜のつけそば」にしました。
これも旨い。花番の若いお嬢さんも可愛くて丁寧で嬉しくなります。先日の「坐忘」といい、
この日の「きびや」といい、中央線沿線には洒落ていて落ち着いた空間で、上手い蕎麦と酒肴が
気軽に頂ける店が多いようですね。
by nakayanh | 2011-05-30 23:48 | 蕎麦
大学のクラブの一年後輩が昨年脳梗塞で倒れ、現在相模原の自宅でリハビリ中と言うので、少し
遠かったのですが、昨日見舞いに行ってきました。こういう機会でもないとなかなか東京西部の
蕎麦屋には寄れないので、見舞いの前、比較的近い西八王子の「坐忘」に行きました。

西八王子の駅から徒歩7,8分。住宅街に有ります。障子の潜り戸を開けて11:40頃入店。
中は小上がりの座敷に和テーブルが六卓程、18人収容でしょうか。落ち着いた良い雰囲気の
お店です。先客は年配の夫婦一組。

ビール中、緑川正宗常温、前菜3品、せいろ。ビールには塩豆が付き、酒には焼き味噌が付く
嬉しい心配りです。前菜3品は一品づつ小鉢で供されますが、どれも手が込んでいて美味しく、
900円は実にリーゾナブルです。せいろの蕎麦も誠に旨く申し分ありません。平日の午後を
まったりと最高の気分で過ごしました。接客は女将さんらしき方と若い職人さん風、奥に
ご主人がおられるような感じでした。接客はとても丁寧で親切です。昼のコース、夜のコースも
手頃な値段で、夜は遠くて無理でも、是非昼にまた伺いたいものです。

店を出て駅までの途中にある図書館で、時間調整を兼ねて小一時間本を読み、少し酔いを
醒ましてから相模原に向かいました。
by nakayanh | 2011-05-27 00:51 | 蕎麦
先週のウイークデイ昼に行ってきました。良い御蕎麦屋さんとは聞いていたのですが、何分
千葉の松戸からは遠くて、駅からも結構歩くのでなかなか踏ん切りがつかなかったのです。

先週思い付いて渋谷文化村ミュージアムのフェルメールを観に行った帰りに立ち寄りました。
日比谷線広尾から徒歩10分位でしょうか。有栖川公園沿いに坂を登りきった交差点の向うに
お店はありました。交通量の多い道路に面していますが上手く遮って、モダンで洒落た店内です。
近くに幼稚園があるからか、幼稚園児を連れたセレブな母親軍団が数組いて少したじろぎました。
土地柄お上品なお子様達ですが、それでも正直言って煩いことは煩い。子供に罪はないものの、
他の客にはあまり有難くはありません。あれで昼の定食だけで1時間以上居座ってお喋りをする
のは、どうにも粋では無いように思います。

鰊でビールと酒を飲み、お昼の定食を頂きました。茄子の小鉢と美味しいじゃこご飯にもり蕎麦
が付いて千円ですから値打ちです。蕎麦は旨いですが、汁は私の好みよりやや濃過ぎる印象です。
料理が美味しいそうだし、是非夜に訪れたいですが、あそこから一人で帰るのはやや辛いです。
カップルなら有栖川公園を散策しながら帰るのが楽しそうですが・・。

文化村ミュージアムではドイツのシュテーデル美術館所蔵の作品を96点展示していて、フェル
メールの「地理学者」がその目玉、他は17世紀頃のオランダ絵画が中心です。精密で上手い
絵も多くありますが、やはりフェルメールの光の描き方、遠近法は群を抜いていると感じました。
それにしても平日午前中なのにお客の多いのには驚きます。日本人ほど美術鑑賞に熱心な国民は
いないのではないでしょうか。その割に日本人の行動が美しくならないのが不思議でなりません。
by nakayanh | 2011-05-22 01:29 | 蕎麦
danchuに出ていたお店に昼に行ってきました。
紹介されいた蕎麦が大変奇抜且つ美しかったのと、ご主人が以前神田の「眠庵」におられた、
とあったので行きたいとは思っていましたが、蕎麦仲間(格が違い過ぎて恐れ多いですが)の
夢八さんが褒めておられたので、それが決め手となり遠いところを出向いたものです。

ご主人は眠庵で「春ちゃん」と呼ばれていて、助手?でありながら実にテキパキ良い仕事を
されていたので記憶に残っています。あの方が開いたお店なら間違いないだろうと思いました。

浦和の伊勢丹(だったかな)裏手の、関東には珍しいアーケードの小さな商店街の中に有ります。
駅から徒歩5,6分。昼過ぎ入店、カウンター5,6席、二人掛けテーブル2席の小さなお店です。
カウンターに先客5名、内4名は作業服姿でちょっと違和感はありました。

テーブル席に座って、ビール中、梅錦、燻製盛合せ、もつ煮込みのせいろ?。燻製ももつの
せいろも最高に旨いです。ユニークな発想に少しカルチャーショックを受けました。コスト
パフォーマンスも良好で、もう少し近ければ毎週でも行きたいお店です。花番さんは年配の女性
一人、ご主人のお母上でしょうか、一生懸命さが伝わります。酒の種類も豊富です。是非夜に来て
本格的に飲みたいものです。私の後からも一人客、二人客が来て小さなお店は適度な混み具合、
ご主人は忙しそうでした。
by nakayanh | 2011-03-05 04:31 | 蕎麦
先週末京都に行った折、昼に二軒蕎麦屋に行きました。

月曜は北白川の「藤芳」。数回行っただけなのに名前も覚えてくれ、年賀状まで下さいます。
全くの住宅街にあり、ラジオも掛っていて町の蕎麦屋風なところも大好きです。
この日はビール中、燗酒、鱚と野菜の天ぷら、柚子切り蕎麦。酒のあてに付く桜エビの入った
塩昆布が実に酒に合います。柚子切りは神田まつやのような鮮やかな黄色ではありませんが、
柚子の香り高くて旨いです。ここは二か月毎に季節に合わせた変わり蕎麦を打っているので、
たまにしか行けない私は、普通のせいろか変わり蕎麦かでいつも迷います。いつも元気で
商売熱心なおばあちゃんんの姿が見えなかったのが少し心配です。

火曜昼は西陣の「にこら」。ミシュランにも出ていて京都では一二を争う有名蕎麦店です。
昼夜何度も訪れていますが、ここは顔を覚えられておらず、私にとっては落ちつけて
有難くもあります。ビール中、常温の酒、風呂吹き大根、せいろ。肴は、鴨の何とかを
頼んだのですが、「それは時間が掛ります。」と花番のお姉さんに言われたので、直ぐ出来る
という風呂吹き大根を追加しました。しかし花番さんは注文を変更したと思ったらしく、
風呂吹きしか通さなかったので、鴨はやんわり断られたのだと思い、そのままにしました。
その風呂吹きもかなり時間が掛りましたが、旨かったです。ご主人と女将が仲が良いのか、
調理場で色々私語をしているのが少し気になりました。蕎麦はやや水っぽかったです。
蕎麦汁は普通の味でしたが、蕎麦湯で割ると鰹出汁が効いていてとても旨かったです。
有名になった分、客筋が広がって隠れ家的な良さがなくなりつつあるようにも思います。
by nakayanh | 2011-01-13 23:36 | 蕎麦