「笑点」に思う

先日「談志」の本について書いた時に少し触れたのと、さいとうさんが書き込んでくださったのに触発され、「笑点」について少し書いてみます。

今日の笑点は、司会の歌丸が暫く病欠のため司会を交代でやるという趣向のようで、たい平が司会をしました。先輩達に遠慮しながら座布団を配る、というので面白い面はあったのですが、目先が変わっていただけで長続きはしないと思われます。司会は瞬間的に解答の良し悪しを判断出来る批評家でもありますから、笑いに対する余程しっかりした考えというか信念を持っていないと続かないのではないでしょうか。後半はたい平の奥さんネタに終始していて、これもパターン化することによる面白さは多少ありましたが、安直な仲間内の楽屋ネタでもあり、談志が司会ならありえなかったでしょう。出演者全員が笑いとか視聴者ををなめている、といったら言い過ぎでしょうか。

どうも今の笑点の出演者達は笑いに対する志が低く、往年の”笑いの最先端を行く気概”がなくなってしまったような気がします。「渡鬼」同様番組の使命を終えたのかなと思います。最近のテレビのお笑いのレベルの低さに常々憤りを感じているため、辛らつな意見で申し訳ありません。 

今朝の「所さんの目がテン」は「落語を科学する」というテーマで、「肴を三枚におろす」という面白くも何ともない文章を落語家が読むと面白く、それは何故か解き明かしていて面白かったです。聴いている人の脈拍数よりゆっくり話すことや、緊張と緩和(これは以前桂志雀が唱えていたことです)、仕草などが大事なのだそうです。「目がテン」は所さんの矢野左衛門いじめ乃至軽視が少し気になりますが、内容的には良く考えられていて毎週面白いです。
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by nakayanh | 2008-06-29 23:32 | 落語