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プロ野球日本シリーズ

あまり関心がなく、殆ど見てなかったので、大したことは書けないのですが、第5試合の9回、完全試合を前にピッチャーを替えた落合監督采配は話題になっていて興味深いです。
私は、断然「ピッチャーを替えない派」です。
勝負は何が起こるか一寸先が判らず、厳しいものであることは理解している積りですが、私なら「完全」が崩れるまではそのまま続投させたと思います。四球でも安打でも、一人塁に出たところで替えればよい事です。仮にホームランを打たれても負ける訳ではありません。中日にとって50年振りの優勝のチャンスといっても、シリーズで完全試合は百年に一度のことかも知れません。ましてその投手が成し遂げるチャンスがもう一度来るでしょうか。多くの野球ファンは日本シリーズの優勝を決定する試合での、一人の投手による完全試合、という劇的なシーンを見たかったに違いありません。中日ファンだってそう思う方が多いのではないでしょうか。
投手が「もういっぱいいっぱいだから替えてくれ。」と言ったそうですが、これは本心だったのでしょうか。「馬鹿野郎、つまらんな気を遣うな。あと三人お前が決めて来い。」と言って送り出す監督の方が、勝負には徹していなくても、人間味が有って私は好きです。
穿った見方をすれば、こんな投手に名を成さしめていいのか、という男の嫉妬が落合監督に有ったのかもしれません。こじ付けや言い掛かりとも取られかねませんが、現役時代からマイペースで自分の記録に拘った落合監督のことですから、ありえなくはない様に思われます。
冷徹で勝負に徹する姿勢は立派なのですが、究極のところで人が付いてこないようにも思うのですがどうでしょうか。
by nakayanh | 2007-11-05 00:25 | スポーツ