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六月雑感

まだ六月なのに毎日暑いですね。そろそろ梅雨入りしそうだし、汗かきの私にはしばらくつらい季節です。
家内のリハビリはまあまあ順調、私の主夫振りも板についてきました。昨日は豚の角煮と蕪の煮物、今日はかぼちゃの煮物を作りました。京都菊乃井の村田吉弘さんのレシピだから、簡単にして味は確かです。最近のテレビでは、お笑いよりバラエティより、勿論総選挙より、料理番組が一番実質的で楽しめます。先日はNHKの料理番組で昔の番組をアーカイブしていましたが、帝国ホテルの村上さんのトンカツが実に面白かったです。助手も付けず流れるような話し振りと手捌きは、名人の落語を鑑賞している気分です。一芸に秀でた人はやはり違いますね。

最近の読書では、「知の巨人、荻生徂徠伝」佐藤雅美著、を読みました。孔子以前の先王の道を説き、返り点なしの白文で漢文を読み下した徂徠の凄さが良く描かれていますが、人間的にはやはり伊藤仁斎の方が遥かに上、という感がしました。仁斎を中心に勉強している私の贔屓目かも知れませんが・・。

友人に勧められて深澤七郎の「楢山節考」その他、椎名麟三の短編幾つかを読みました。まあどれも素晴らしいとは思いますが、漱石の時のような感激には至りませんでした。今は別の友人に勧められた富士川英郎の随筆集を読んでいます。ドイツ文学者で清廉な方のようですが、私にはややスノッブな感もないではありません。でも信頼できる友人に勧められて、知らなかった人の本を読むというのは、自分だけでは見つけられない新たな知識が加わるので、有難いことだと思います。

先日上野の鳥獣戯画展に行きましたが、平日午後と言うのに入場まで50分待ち、中で150分待ちというので諦めました。そんなに人気があるのか?!私には芸大美術館でやっているヘレン・シャルフベック展の方が余程興味があります。先日日経の美術欄で紹介されていた画家ですが、是非観に行こうと思います。

数日前、テレビの美の巨人?という番組で宗達の舞楽図をやっていました。あの構図とデザインは天才としか思えない素晴らしさで、絵から音楽が聴こえると私も思います。テレビだから仕方ないのでしょうが、つまらない狂言回しは何とかならないものでしょうか。昨日?はゴッホの星月夜を北斎の絵を重ねてその共通性を論いていましたが、大して意味があるようには思えませんでした。浮世絵の影響は受けているのでしょうが、ゴッホの星月夜はそれだけでただただ素晴らしい、と思います。
by nakayanh | 2015-06-07 20:44 | つれづれ