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大学野球選手権決勝

早稲田vs亜細亜大を見てきました。実は昨日の準決勝2試合も見に
行きました。早稲田の1年生吉永投手と、亜細亜大の4年で既に東都
リーグで31勝、内完封21勝と抜群の成績を残している東浜投手を
見たかったのですが、何と亜細亜大は準決勝の龍谷大戦で東浜を温存
したため、吉永:東浜の投げ合い必至の今日も行かざるを得なくなった
訳です。亜細亜大は昨日東浜を温存して勝ったから良いようなものの、
4:2と結構際どい試合でした。

それで今日の決勝ですが、初回両投手とも球が上ずって制球が定まら
ない中、吉永が何とか凌いだのに対し、東浜は四球やヒットで満塁と
されたところでタイムリー2本、3点を失いました。その後は両投手が
立ち直って0が続きましたが、6回に早稲田の杉山がレフトへ本塁打して
貴重な追加点、7回表亜細亜大1死2,3塁のチャンスに早稲田2塁手が
痛烈な当りを好捕、2塁ランナーも刺してゲッツー、勝負ありました。
その後早稲田は吉永に代わって横山、有原が危なげなく締めました。

東浜は今日は出来が悪かったのか、ストレートも最高で144K程度。
コントロールも今いちでした。体もそれ程大きくなく華奢な印象で、期待
程の働きは見られませんでした。

そもそも、昨日東浜を温存したのは監督の作戦かと思ったのですが、今朝
の新聞に拠ると東浜投手が「亜細亜大は自分一人で勝ってきたチームでは
ないので、準決勝は他の投手を使ってくれ」と監督に直訴したそうです。
これには吃驚しました。一見チームメイト思いの美談ですが、監督の采配
批判とも言えます。準決勝に勝たなければ決勝に進めず。日本一にはなれ
ないのだから、準決勝だってベストの布陣で行くべきです。しかも前日は
雨で流れたので、準決勝で東浜が投げても連投にはなりません。準決勝・
決勝と二連投になるのを嫌がったのかとの疑いも生じます。準決勝は
東浜できっちり勝ち、決勝は総力戦というのがあるべき姿ではなかった
でしょうか。直訴が通って勝ったから東浜の手柄ですが、通らなければ
チーム内にわだかまりも生じかねなかったでしょう。何となく東浜投手の
過信というか驕りが感じられる行動だったように思います。結果的に決勝
では中二日でリズムに乗れない内に先制されてずるずる負けてしまい、
東浜の独り相撲のような決勝戦でした。勝負の厳しさと言うべきでしょう。
by nakayanh | 2012-06-18 22:36 | スポーツ