誕生日雑感

満63歳になりました。中途半端な年齢だし、この歳になると特に嬉しくも
ありませんが、それでも古女房や子供夫婦達からは細やかなお祝いを
頂くのは有難いことです。

平均寿命から考えるとあと15年位は生きられるかも知れませんし、健康
寿命だと10年もないのかも知れません。勿論死にたくはないですが、
さりとて、殆ど世の中の役に立ってもいない私のような者があまり長生き
するのも、限られた地球の資源を無駄にするだけのような気もします。
確実なのは死が着実に一歩一歩近づいているということだけです。私に
出来ることは、精々いつ死んでも狼狽えない様覚悟を決め、悔いのない
様日々を過ごすだけです。今は朝目覚めた時が一番幸せですから、まあ
充実していると言えましょう。

孔子は「六十にして耳順(したがう)、七十にして心の欲する所に従へど
矩(のり)を踰(こ)えず」と言っており、60歳を過ぎると徐々に人間が
出来て、自ずと道理が判り正しい行動をとれるようにならなければ
いけないようですが、とても聖人のようにはいきません。何しろ私が学ぶ
面白さを知ったのは孔子に遅れること45年以上ですから、私のような
凡人に何年寿命を与えても無駄なのかも知れません。とはいえ、「朝に
道を聞かば・・」の精神で、諦めずに精進することが大切なようです。

最近は物を買う時も、これを買うのは生涯最後かなとふと思うことがあり
ます。流石に消耗品ではそうは思いませんが、メガネやカメラ、電化製品
等の耐久財を買う時はそれなりの感慨を覚えます。尤もヘアトニックは
もう要らないんじゃないかという説もあり、寿命が尽きる前に不要になる
物もあるようです。

子供が小さい頃夜店の金魚掬いででもらってきた金魚がまだ3匹生きて
います。もう15年近くは我が家にいるでしょう。どれも相当よぼよぼで、
一匹は春先に暫く寝ころんだまま起き上がれず、いつ死ぬかと心配
しましたが、最近はかなり持ち直し、餌を食べに水面まで上って来れ
るまでに回復しました。生き物の生命力は大したもので、意外に私より
長生きするのかも知れません。
by nakayanh | 2012-06-12 00:29 | つれづれ