「酒井抱一と江戸琳派の全貌」展

日曜日の今日、千葉市美術館まで行って観て来ました。抱一生誕250年記念展だそうです。
琳派の祖とされる宗達は堪らなく好きなのですが、光琳、抱一となると好きは好きなものの、
正直なところ心が揺さぶられると云うほどではありません。今回は日経新聞に入っていた招待券
応募のチラシに駄目元で応じて、招待券を貰ったので出掛けたものです。松戸は千葉県ですが、
千葉市は遠くて女房に断られ、一人で行ってきました。確かに遠いです。しかも京成の千葉中央駅
から徒歩約10分、千葉の文化レベルの低さが良く判ります。

開館の10時の直後に到着しましたが、それでも客はそこそこ来ていました。年配の夫婦連れが
中心です。展示は2フロアたっぷりで200点以上あったでしょうか。凄いボリュームで疲れはて、
途中2度途中の椅子にへたり込むほどでした。それだけ内容的には充実していたと思います。

今日初めて知りましたが、抱一は名門譜代大名姫路藩酒井雅楽頭家と云う凄い家柄に生まれ、
二男であったため、好きな書画や俳諧に没頭し、光琳等の琳派に傾倒して「江戸琳派」を確立
しました。鈴木其一や池田孤邨は抱一の弟子です。流石に画風は上品で洒脱、大らかで屈託のない
優しい人柄と育ちの良さが滲み出た良い絵が多くありました。反面、魂の叫びを感じるような感動
や、目を見張るような斬新さは感じませんでした。良くも悪くも江戸の粋を感じる作品群です。

美術館の場所は不便ですが、抱一に限らず一門の絵をこれだけ集めたのは大した努力だと感心
しました。千葉は11/13までで、来年4/10からは京都岡崎の細見美術館に巡回するそうです。
公式カタログは2,800円と余りに高価で、買う勇気が出ませんでした。
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by nakayanh | 2011-10-23 21:49 | 美術