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モーツアルト:オーボエ協奏曲K.314by荒絵里子

池袋の東京芸術劇場大ホールで東京交響楽団の演奏を聴いてきました。都民芸術フェスティバル
参加公演だそうで、友人に紹介されたものです。誘ってくれた友人は会社の会議が長引き参加
出来ず、一人で聴きました。

東京交響楽団というのは私には馴染みがなく、聴くのは初めてかも知れませんが、1946年
創立ですから結構な歴史があります。この日は常任指揮者大友直人の指揮で、プログラムは
掲題協奏曲の他、モーツアルトの交響曲35番「ハフナー」、チャイコフスキー交響曲第5番
ホ短調でした。

私自身下手なクラリネットを吹いていることから、クラの演奏を生で聴くことは多いのですが、
オーボエ協奏曲を聴くのは初めてかも知れません。荒さんという方は2004年東京音大卒だそう
ですから、アラサー位でしょうか。同年の日本音コン第一位等の経歴、宮本文昭等に師事し、
現在は東京交響楽団の首席オーボエ奏者です。

演奏は非常に上手く感動しました。あの二枚舌の難しい楽器にも拘らず、ブレスも全く気に
ならず、危なげなく完璧に吹き切りました。音色も美しく大したものだと思います。所属する
楽団がバックなので気心も判っており、安心して演奏出来たことも良い演奏になった理由の
一つなのでしょう。

会場の東京芸術劇場は池袋駅から徒歩数分ですが、異様な構造と言って良いほど客席の
高低差があるホールで、数年前3階で聞いた時に高所恐怖症の私は、恐ろしくて演奏を聴く
どころの騒ぎではなかったのですが、今回は2階なのでまあ大丈夫かなと思い、聴きに
行きましたが、大丈夫でした。それでも1階からホール入口までの長いエスカレーターは
少し怖いです。あまり良い設計のホールとは言えません。
by nakayanh | 2011-01-23 17:43 | 音楽