平成二十三年歌会始
金曜日ジムでエアロバイクを漕いでいると、前のテレビが歌会始を放送し始めたので、思わず
見入ってしまいました。ウイークデイの昼間にやるのですから、勤めているときはとても
見ることは叶いませんでした。
一般詠進者から10首、それに選者、召人、皇族、天皇皇后の歌が古式ゆかしく披露されます。
今年のお題は「葉」でした。お題からして自然を詠む歌、自然を通して家族に感謝する歌が
多く、まあ健全ではあるけれど心ときめく歌はあまりありません。そんな中で高校生の女の子の
歌が若い恋心を詠っていて素敵でした。中学生の女の子の歌も友情を詠って瑞々しく、若い
感性の素晴らしさ、大切さを感じました。選者や皇族の歌はどれも無難なものばかりの印象
でしたが、流石に天皇皇后の御歌は素晴らしいです。
毎年美智子皇后の御歌の素晴らしさに感心しますが、今年も同じです。「おほかたの枯葉は
枝に残りつつ今日まんさくの花ひとつ咲く」。ただ紅葉が綺麗等のように誰でも感じる事柄では
なく、自然を慈しみながら毎日注意深く見守っていないと詠めないことは一目瞭然、素晴らしい
御歌だと思います。そして天皇御製「五十年(いととせ)の祝ひの年に共に蒔きし白樺の葉に
暑き日の射す」。日頃天皇の御歌は皇后ほどではないと思っていましたが、これは素晴らしい。
見事な恋の歌です。白樺は勿論美智子皇后のお印であり、今年の暑い夏の日差しは正しく天皇の
皇后への眼差しそのものでしょう。ご成婚50年を過ぎて猶この仲のお睦ましさは、ご馳走さま
としか言えません。こういう恋の歌を照れずに詠める天皇の素直な性格も又好ましいものです。
理想の夫婦像であり国民の模範足るに十分だと感じ入りました。
それに引き換え、とどうしても言いたくなりますが、皇太子妃は勿論欠席、愛子さまは
始業式欠席と残念なことで、私の様な皇室ファンでも天皇制の将来に一抹の不安を感じざるを
得ません。
見入ってしまいました。ウイークデイの昼間にやるのですから、勤めているときはとても
見ることは叶いませんでした。
一般詠進者から10首、それに選者、召人、皇族、天皇皇后の歌が古式ゆかしく披露されます。
今年のお題は「葉」でした。お題からして自然を詠む歌、自然を通して家族に感謝する歌が
多く、まあ健全ではあるけれど心ときめく歌はあまりありません。そんな中で高校生の女の子の
歌が若い恋心を詠っていて素敵でした。中学生の女の子の歌も友情を詠って瑞々しく、若い
感性の素晴らしさ、大切さを感じました。選者や皇族の歌はどれも無難なものばかりの印象
でしたが、流石に天皇皇后の御歌は素晴らしいです。
毎年美智子皇后の御歌の素晴らしさに感心しますが、今年も同じです。「おほかたの枯葉は
枝に残りつつ今日まんさくの花ひとつ咲く」。ただ紅葉が綺麗等のように誰でも感じる事柄では
なく、自然を慈しみながら毎日注意深く見守っていないと詠めないことは一目瞭然、素晴らしい
御歌だと思います。そして天皇御製「五十年(いととせ)の祝ひの年に共に蒔きし白樺の葉に
暑き日の射す」。日頃天皇の御歌は皇后ほどではないと思っていましたが、これは素晴らしい。
見事な恋の歌です。白樺は勿論美智子皇后のお印であり、今年の暑い夏の日差しは正しく天皇の
皇后への眼差しそのものでしょう。ご成婚50年を過ぎて猶この仲のお睦ましさは、ご馳走さま
としか言えません。こういう恋の歌を照れずに詠める天皇の素直な性格も又好ましいものです。
理想の夫婦像であり国民の模範足るに十分だと感じ入りました。
それに引き換え、とどうしても言いたくなりますが、皇太子妃は勿論欠席、愛子さまは
始業式欠席と残念なことで、私の様な皇室ファンでも天皇制の将来に一抹の不安を感じざるを
得ません。
by nakayanh
| 2011-01-16 09:54
| つれづれ