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京都の蕎麦屋

先週末京都に行った折、昼に二軒蕎麦屋に行きました。

月曜は北白川の「藤芳」。数回行っただけなのに名前も覚えてくれ、年賀状まで下さいます。
全くの住宅街にあり、ラジオも掛っていて町の蕎麦屋風なところも大好きです。
この日はビール中、燗酒、鱚と野菜の天ぷら、柚子切り蕎麦。酒のあてに付く桜エビの入った
塩昆布が実に酒に合います。柚子切りは神田まつやのような鮮やかな黄色ではありませんが、
柚子の香り高くて旨いです。ここは二か月毎に季節に合わせた変わり蕎麦を打っているので、
たまにしか行けない私は、普通のせいろか変わり蕎麦かでいつも迷います。いつも元気で
商売熱心なおばあちゃんんの姿が見えなかったのが少し心配です。

火曜昼は西陣の「にこら」。ミシュランにも出ていて京都では一二を争う有名蕎麦店です。
昼夜何度も訪れていますが、ここは顔を覚えられておらず、私にとっては落ちつけて
有難くもあります。ビール中、常温の酒、風呂吹き大根、せいろ。肴は、鴨の何とかを
頼んだのですが、「それは時間が掛ります。」と花番のお姉さんに言われたので、直ぐ出来る
という風呂吹き大根を追加しました。しかし花番さんは注文を変更したと思ったらしく、
風呂吹きしか通さなかったので、鴨はやんわり断られたのだと思い、そのままにしました。
その風呂吹きもかなり時間が掛りましたが、旨かったです。ご主人と女将が仲が良いのか、
調理場で色々私語をしているのが少し気になりました。蕎麦はやや水っぽかったです。
蕎麦汁は普通の味でしたが、蕎麦湯で割ると鰹出汁が効いていてとても旨かったです。
有名になった分、客筋が広がって隠れ家的な良さがなくなりつつあるようにも思います。
by nakayanh | 2011-01-13 23:36 | 蕎麦