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「上野藪」、御徒町「心洗庵」

昨年末60歳で退職した長年のマラソン仲間と隠居同士昼蕎麦屋酒をやろうと、木曜昼
11:30に上野で待ち合わせ、「上野藪」に行きました。昼時のピーク前でそれ程混んでもいず、
1階の奥に陣取りました。ビールで乾杯の後、この店ならではのみぞれ酒をやりつつ、卵焼き、
炙り明太、穴子天ぷら、揚げ出し豆腐等。最後は熱燗とせいろで締め約2時間弱。昼酒の心地良い
こと。その後上野の山を半周し、駅ビルの甘味処で一休みして散会しました。「上野藪」は
藪系にしては肴も種類が多く、みぞれ酒も旨くて場所も便利なので上野界隈では一番使います。
炙り明太が好きなのですが、穴子天ぷらも実に旨かったです。

翌金曜は蕎麦好き・マラソン仲間の友人と蕎麦屋で新年の一杯をやるべく、6:30に御徒町で
待ち合わせ、「吉仙」に行きましたが満席。若くて可愛い花番さんが「近くに系列店があるので
空いているか聞いてみます。」と親切に問い合わせてくれ、席を確保してくれました。

「吉仙」から徒歩5分、昭和通を挟んで反対側を少し上野寄りに行き、信号を超えて直ぐの
ところにある「心洗庵」に行きました。「本陣房」系の蕎麦屋は幾つか知っていますが、ここは
知りませんでした。店内は比較的新しい装い、他の本陣房系のお店と似たような作りで、
メニューも似ています。寒い日でしたが取り敢えず1杯だけビールを飲み、その後は熱燗を2合
徳利で。寒八と〆鯖の造り、すくい豆腐、卵焼き、ナマコ酢等で快調に飲んで最後の蕎麦は
友人は「田舎」のもり、私は二色のもりにしました。ここの田舎は山形風の極太でわしわしと
食べる蕎麦で、せいろが3枚も付きます。二色はその田舎と普通の細いもりでした。どちらも
千円だからリーズナブルです。お勘定をしてもらいましたが何と二人で18千円強。イメージは
一人6~7千円と思っていたので驚きました。余りに高いので念の為明細を見せてもらいました。
熱燗2合徳利が1本1800円で、それを6本飲んだので已む無しですが、正味一合五勺位で
1800円は余りに高いと思います。普通熱燗と言えばその店の「ハウス酒」で手頃な価格、
せいぜい1合600円前後、2合で頼めば倍より安い店もありますが、ここは少し違いました。
確かにメニューには1合900円とあったので文句は言えません。勿論何事もなかったように
にっこり笑って勘定を済ませて退散しました。酒肴も蕎麦もそこそこ旨くて気に入ったのですが、
少し残念で友人にも申し訳ないことでした。確かに冷水で「心を洗われた」様に思いました。
by nakayanh | 2011-01-08 05:18 | 蕎麦