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壮絶な試合

昨日今日と中日:千葉ロッテの日本シリーズは壮絶な試合でした。

昨日延長戦で圧倒的に押しながら勝ち切れなかったのが、中日にとっては惜しまれるし、
今日は初回のアクシデントで早々に森野を欠いたのが大きく響きました。和田・森野という
二枚看板の一枚が欠けたのですから、相手へのプレッシャーは半減し、特に延長以降の
中日打線の迫力が激減しました。

中日は浅尾が好投しましたが、流石に連投・ロングリリーフの疲れもあり、12回表は
制球が乱れました。先頭打者を歩かせたところで岩瀬だったと思うのですが、昨日今日の
使われ方から察するに、既に岩瀬は監督の信頼を失っているのでしょう。

それにしても8番の岡田が良くあそこで3塁打を打ったものです。何でこんな打てない
選手を使うのだろうと思っていたのですが、足と守備を買われての選手が大事な場面で
打撃で大仕事をしたのもチームの和の結果なのでしょう。2:6の劣勢からこつこつ
根気良く同点にした打線、リリーフ陣も見事で、選手・コーチ・監督(ファンも?)が
正しく一丸となって戦っていました。

私のブログを良く読んで下さる中日ファンのきとちゃんに叱られそうですが、やはり
第5戦で中田を見殺しにし、捨てゲームにしたのも大局的には大きいと思います。
チーム全体の士気への影響も気になりますし、名古屋に戻ってからは、持ち時間を
使い切って1分将棋になった棋士の様に心の余裕がなくなったのではないでしょうか。
勝つしかないという緊張感と7試合の内の1試合を無駄にしたという脱力感が、
後攻・ホームのメリットを完全に相殺してしまった様に思います。

パリーグ三位の千葉ロッテがセリーグ覇者の中日を破り、下剋上と言われますが、
今年の交流試合の結果からみればパリーグの優位は明らかで、僅差で優勝した中日と
僅差で3位に甘んじたロッテの実力差は元々無く、今回の結果も決して不思議とは
思いません。

ロッテの監督を務めたことのある大沢親分にも見せてあげたい素晴らしいゲームでした。
きっとロッテに大天晴れを上げていたことでしょう。
by nakayanh | 2010-11-08 01:20 | スポーツ