監督で勝つ野球

今年の楽天イーグルスは開幕からなかなか良い勝負をしています。日本の大エースとも言える
岩隈に加え、若手の田中マー君がWBCを経て急成長し、3連続完投勝利、内2試合は完封と
見事なピッチングをしているのが大きな要因でしょう。その後に続くピッチャーがいないのと、
全体にバッティングが弱いので、優勝争いまで出来るかどうかは疑問ですが、監督の采配の
妙があるので、面白くなるかも知れません。昨日の楽天vsソフトバンクが正にそんな試合でした。

ソフトバンク和田の好投で2:1でリードされた8回、代打高須が同点タイムリーを放ってなお
2死2塁、左の和田に対して和田に強い藤井を代打に送りました。ここでソフトバンクの新人監督
秋山は和田を諦め、右腕の水田に継投、野村監督はすかさず昨日まで5割以上の打率を残す
切り札の左打ち草野を代打の代打に出しました。この草野が決勝タイムリーを打って楽天が
逆転勝ちしました。和田を交替させるために藤井を代打に出したと言うのですから凄いです。
捕手を使い果たし、最後に出た2年目の伊志嶺捕手が怪我をしたら自分が出ようと思った、
と言うのは冗談にしても、手持ちの駒を使い切って勝負をモノにした野村監督の采配は、
将棋の名人戦を連想させます。弱小球団を何とか遣り繰りして接戦に持ち込む
監督の手腕は侮れません。毎試合後のコメントも断然面白い。昨日は持論である「勝に不思議の
勝あり。」でしたが、勿論本心は不思議でも何でもなく、読み通りの当然の勝であったと
顔に書いてありました。
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by nakayanh | 2009-04-25 17:18 | スポーツ