木曜夜「よし房 凛」

6時入店、珍しく空いていて先客1組だけ。途中から2組ほど。

週刊文春を読みながら、生ビール、一之蔵、そばとろ、じゃこおろし。女将さんが「鴨のささみだけど大丈夫ですか。」と言いながら出してくれたお通しの鴨のたたきが旨い事。実に酒に合います。メニューに入れて欲しいくらいです。

先客は年配と中年の女性の親子連れですが、亭主の道楽で苦労したらしい老いた母親が、男と別れて一人身らしい娘を元気付けているのが、身につまされつつも微笑ましく、失礼ながら江戸の下町のような良い風情でした。勿論聞き耳を立てている訳ではなく、自然と耳に入ってくるのです。私は元々風采が上らず目立たない上に、極力ひっそり目立たぬよう心掛けていますので、周りの方からは完全にお店のテーブルや椅子等に溶け込んで風景化してしまい、警戒感が無くなるのだろうと思います。

週刊文春は30年以上読み続けている週刊誌ですが、どうも最近エッセイの書き手が詰まらない人が多く、ちょっと読み応えのなさを感じています。

じゃこおろしの辛味大根の辛味が効いていてじゃことよく合います。シンプルで最も好きな酒の肴かもしれません。

仕上げは初めて温かい揚げ餅蕎麦を頂きました。大根おろしや三つ葉や鰹節もたっぷりで、しつこくなくて旨いんですねえ、これが。本当にここの種物蕎麦はどれもよく考えられていて当り外れがありません。幸せなひと時でした。
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by nakayanh | 2008-11-22 05:35 | 蕎麦